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断捨離は体力勝負

Coco

2026.05.30

我が家は、私が1歳の頃に建て替えた家に住んでいる。

父が他界したときにはリフォームをして、父の持ち物をかなり整理した。
その後、コロナ禍で在宅やオンラインの仕事が増えたことをきっかけに、仕事部屋を作るための大規模な断捨離も経験している。

そして今、再び断捨離を始めている。

きっかけは母の口腔ケアだった。

口腔ケア用品を置く場所を確保しようと考えたとき、そこに置いてあった物を移動しなければならなくなった。
すると、移動先のスペースを作るために別の物を動かす必要が出てくる。

玉突き、玉突き、また玉突き。

気づけば「普段の通路も広くしたいな」と思うようになり、
「この棚は邪魔かもしれない」
「押し入れの中も整理しなきゃ」
と話がどんどん大きくなっていった。

結果として、子どもの頃から使っていた布団やこたつ布団、棚などを処分することになった。

もちろん粗大ごみの費用もかかる。

そこで軍資金にしようと考えたのが、母のテレフォンカードコレクションだった。

実は前回の大規模な断捨離でも見つけている。
それなのに、今回また出てきた。

「まだあったの?」

思わず笑ってしまった。

母が集めていたたくさんのテレフォンカード。
一枚一枚に母の人生の時間が詰まっているような気もした。

ゴールデンウィークには庭掃除で腰を痛めてしまったこともあり、今回は無理をせずゆっくり進めている。

ただ、前回も今回も強く感じたことがある。

断捨離には体力と気力が必要だということだ。

コロナ禍の断捨離のときも、「これは若くないとできないぞ」と思った。
そして今回も、同じことを感じている。

家の中には、「何かに使えるかもしれない」「いつか必要になるかもしれない」と残してきた物がたくさんある。

もったいない精神は大事だと思う。

でも私は一人暮らしではなく、介護をしながら暮らしている。
そして将来、自分自身がどうなるかも分からない。

もし長生きして、家を売って施設に入るようなことになったら、そのときに慌てて片付けるのは大変だろう。

だからこそ、今できるうちにやっておきたい。

何がどこにあるのか把握しておきたい。

そう思うようになった。

思い出は大切だ。

でも、思い出は物の中だけにあるわけではない。

思い出は、記憶の中にもちゃんと残っている。