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ケアラーズコンシェル

ケアラー体験記

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それは私の選択です

Coco

2026.04.30

時々、同じようなやりとりに出会う。

「結婚してないのは、介護しているからでしょ」
「飲みに行けないよね、介護あるもんね」
そんなふうに、何気ない会話の中で言われることがある。

言っている人に悪気はないのかもしれない。
むしろ、寄り添おうとしているのかもしれない。
それでも、その言葉を聞くたびに、胸の奥がざわつく。

それは、母を理由にされているように聞こえるからだ。
母の存在が、私の選択を縛っているかのように語られる。

でも実際は違う。

結婚していないのは、ただ単に私の問題だ。
モテないとか、性格とか、そういうことだと思っている。
介護とは関係がない。

飲みに行かないのも同じで、
行けないのではなく、行かないだけだ。
無駄だと思う飲み会に、わざわざ時間を使わないだけ。

旅行だってそうだ。
海外は行きたい気持ちはあるけれど、母のことが気になって楽しめないと思うから行かない。
でも国内旅行は楽しんでいるし、実際に弾丸で北海道まで行ったこともある。

できないわけではない。
やらない、選ばないだけだ。

それなのに、「介護があるから」と言われると、
母のせいにされているように感じてしまう。

その違和感は、ずっと消えない。

だから、そういうことを言ってくる人とは、少し距離を置くようにしている。
見えない壁を作って、上辺だけの付き合いにとどめる。

それが、自分を守るためにできることだからだ。