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ケアラー体験記

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重度の認知症&要介護5でもディズニーランドに行きます

Coco

2026.02.14

〜我が家のTDLツアー〜

もともと我が家はディズニーランドが大好きでした。
父と母で何度もデートさせました。チケットもホテルも、私が手配してあげていました。

母が認知症になり、旅行らしい旅行の最後は2017年7月。
閉館前の石原裕次郎記念館でした。排泄もギリギリ間に合う、そんな時期でした。

その後、私は仕事で全国を飛び回っていましたが、母は施設と家の往復。
電車に乗るのは病院だけになりました。

ある日、ディズニーランド近くの企業の仕事依頼がありました。
「この仕事が取れたら、母とディズニーランドに行こう」
そう決めてプレゼンを頑張り、仕事を取りました。

とはいえ、母は長時間歩けません。
車椅子前提。
ディズニーの仕組みも大きく変わっている。

まずは一人でロケハンしました。
ランドとシーを回り、車椅子ルートを確認。
結果、階段の多いシーは断念し、ランドに決定。

そこからが本番です。
• 車椅子で回りやすいルートの確認
• トイレ位置の把握
• ランチは事前予約
• 乗り物よりショー中心
• 同行者(元介護職の友人)にサポート依頼
• 移動は介護タクシー
• エレベーターとエスカレーター位置を徹底調査

自分の体力で考えない。
自分の時間感覚でスケジュールを組まない。

これが最大のコツです。

2019年、要介護4で初のTDLツアー。
脱走未遂もありましたが、アトラクションにも乗り、パレードも見て、お土産も買いました。

2023年は美女と野獣に乗りました。

2025年、85歳・要介護5。
ミートミッキー目的で40分並び、写真を撮りました。

もちろん費用はかかります。
でも年に1回、日帰りです。
一泊二日の温泉旅行と思えば、決して高すぎる金額ではありません。

私が伝えたいのは一つです。

要介護者との旅行を諦めている人がいるなら、
諦める前に「できる方法」を考えてみてほしい。

思い通りにはならないかもしれません。
でも、折り合いをつけられるなら、それは十分、良い思い出になります。

介護は人生を止めるものではないと、私は思っています。