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ケアラー体験記
介護が終わってからのこと
戸締りよし!ガス元栓よし!
elle
2026.01.22
2023年10月、父の介護が終わりました。
父は介護付き有料老人ホームに入所しており、私は面会に通う日々を送っていました。
父はホームに入所してからも、いつも私の心配ばかりしていました。
面会に行くと、決まって「変わったことはないか」「体調はどうだ」と聞いてきます。
そして帰る時には、必ず同じ言葉を訓示のように言いました。
「戸締り忘れるな。ガスの元栓も閉めろよ。」
「おひとりさま」の私のことが心配で仕方がなかったのだと思います。
正直なところ、社会経験も積んで、それなりに自立しているつもりなのに、
そんなに頼りないのかなと感じることもありました。
でも「父親として子供の心配をすること」が父の生きる支えになっていたのかもしれません。
ホームに入所して7年が経ち
父の容態が悪くなり、毎日面会に行くようになりました。
だんだん会話も難しくなってきたある日、私は父に話しかけました。
「ちゃんと戸締りもガスの元栓も確認しているよ。
こう見えて、私って意外としっかりしているんだよ~。」
すると父は、弱々しかったけれどニヤッと笑ってくれました。
それから数日後、父は旅立ちました。
あれから1年以上が過ぎました。
もう父の訓示を聞くことはできません。
それでも私は、毎晩寝る前に
「戸締りよし!ガス元栓よし!」とつぶやきながら確認しています。
私の心にはハッキリと父の声が聞こえるし、
あの日のニヤッと笑ってくれた顔はずっと忘れずに残っています。
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