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ケアラー体験記

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訪問看護に服薬管理をお任せ

Coco

2026.01.19

介護サービスを使い始めたきっかけは、
「介護をしたい」よりも先に、
精神疾患のある母の体調変化を、一緒に見てくれる人がほしい
という思いでした。

そのとき私が探したのが訪問看護です。
でも正直、制度のことは何もわかっていませんでした。

「ケアマネジャーはいらないから、訪問看護師がほしい」
そう思って動いていたほど、
介護保険の仕組みも、役割分担も、まったく理解していなかったのです。

実際には、
「訪問看護を使うには、ケアマネジャーをつけないといけません」
と言われて、
はじめて居宅介護支援事業所と契約しました。
今思えば、それが介護サービス利用のスタートでした。

訪問看護を入れて、いちばん助かったのは薬の管理です。
母は昔、食べるようにたくさんの薬を飲んでいました。
量も種類も多く、時間もバラバラで、
その管理は本当に大変でした。

ある日、訪問看護師さんが何気なく言いました。

「お薬の管理、私たちがやりますよ」

その一言で、肩の力が一気に抜けたのを覚えています。
「そこまでお願いしていいんだ」
「ひとりで抱えなくていいんだ」
そう思えた瞬間でした。

制度のことがわからないまま始まった介護でしたが、
訪問看護は、
母の体調を見守ってくれる存在であると同時に、
私の負担を確実に減らしてくれたサービスでした。

今振り返ると、
「制度を知らなかった私を、制度が助けてくれた」
そんな感覚があります。