contact

ケアラーズコンシェル

マイストーリー

一か月手放しチャレンジ

ともこ

取材OK

2025.12.28

私はケアラー歴20年です。
もう何年も、家族を支える立場として生活してきました。
正直に言うと、「ちゃんとできているか?」と聞かれたら、今でもよくわかりません。できている日もあれば、全然余裕がない日もあります。

2025年12月この1ヶ月、「手放し」を意識して暮らしてみようと思ったのは、何か大きな出来事があったからではありません。
ただ、気づいたらいつも疲れていて、頭の中がずっと忙しかったからです。
やることは終わっているはずなのに、心だけが休まらない。
「私が見ていないと」「私がやらなきゃ」
そんな思いが、無意識に積み重なっていた気がします。

手放そう、と決めたと言っても、最初から上手くできたわけではありません。
むしろ、「何を手放せばいいのか分からない」というところからのスタートでした。
だから私は、とても小さなことから始めました。

引き出しの中の割り箸・・・洋服ダンスのシャツ一枚・・・
洗濯物をたたむのを翌日に回したり、完璧なご飯を作ろうとするのをやめたり。
先回りして心配するのを、「今日はやめてみよう」と思ってみたり。
「これくらいなら大丈夫かな」と、自分に聞きながらの毎日でした。

正直、手放すのは怖かったです。
何かあったらどうしよう、怠けていると思われないかな、と考えてしまう自分もいました。
でも、実際には思っていたほど困ることは起きませんでした。
家族は家族なりに動いていて、私は私で少し楽になっていました。

一番大きかった変化は、「頑張っていない自分」を責める時間が減ったことです。
完璧じゃなくても、今日をちゃんと過ごしている。
それでいいんだ、と少し思えるようになりました。

まだ、全部は手放せていません。
きっとこれからも、また抱え込む日もあると思います。
でも、手放しても大丈夫だった経験が、私の中に残りました。

もし今、同じように疲れている方がいたら。
全部を変えなくていいので、ひとつだけ手放してみてください。
引き出しの奥に眠ったままの、過去のあなたに出会えるかもしれません。
手に取るだけでも・・・
それだけでも、心に少し風が通るかもしれません。