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ケアラー体験記
専門職との付き合い方
介護の質は私が決める〜プロと築いた「正三角形」の関係
neru
2025.11.23
認知症の母の介護において、私は専門職との関係性づくりを、自分自身と母の未来を守るための「最重要課題」だと捉えていました。
介護が始まると、病院の医師・看護師、ケアマネジャー、通所介護(デイサービス)の職員など、一気に様々な専門家との関わりが増えました。その過程で、専門的な知識を持つ方々とのやり取りが増えるほど、こちらの意図がうまく伝わらず、心に負担がかかる瞬間も多くありました。
「このままでは、私まで疲弊して、母の笑顔を守れない」
この切実な思いから、質の高い介護を持続させるには、何よりも「専門職との円滑なコミュニケーションと信頼関係」が必要不可欠だと痛感したのです。
私が平穏で高い士気を保つことが母の介護の質を高めるための基盤だと信じ、私が専門家の意見を素直に受け入れられれば、結果的に母にとってより質の高いサービスを提供してもらえると確信していました。
私は、介護を必要とする母、その家族(私)、介護を提供する専門家の三者が、等しく大きな「正三角形」を保つことを理想としました。それは、三者ともが我慢することなく、対等な立場で互いを尊重し、意見を交わし合う関係です。
この理想の関係性を実現するために、「希望を明確に伝えること」を徹底しました。
この姿勢は、施設介護に移行してからも変わりません。
母や私の呼び方、母への接し方といった細かな希望まで、事前に専門職の皆さんに丁寧に申し入れを行いました。
「言わなくてもわかってもらえる」という甘えは、長期の介護生活では危険です。
嫌だと感じることや、譲れないことは、礼節と誠意をもってきちんと伝えるべきです。
在宅・施設を問わず、介護サービス計画書の「利用者及び家族の生活に対する意向欄」に、私たちの思いをしっかりと残し、専門家と話し合いを重ねました。
毎回、心の通った質の高い計画書のもと、満足のいく介護サービスを提供してもらえたのは、私が主体的にこの「正三角形」の関係性を築き、専門職の皆さんと二人三脚で歩んだ賜物だと感じています。
そして最後に、13年間という長きにわたり、母と私に温かく関わってくださった全ての専門職の皆さんに、心からの感謝を伝えたいです。
本当にありがとうございました。皆さんの存在が、私たち家族の平穏な介護生活を支え続けてくれました。
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