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呼吸が教えてくれた、私のストレスとの付き合い方

Coco

2025.11.03

私は高校生のころから、ときどき「呼吸がしづらい」と感じることがありました。
息を吸っても肺が思いきり膨らまないような感覚で、深呼吸をしても空気が足りないような気がする。
その理由がわからないまま、長い間「体質なのかもしれない」と思っていました。

2014年ごろ、ふとしたきっかけで「これはストレスのときに出る症状なのかもしれない」と気づきました。
誰かに言われたわけではなく、突然ピーンときたのです。
その瞬間、長年の謎が少し溶けていくような気がしました。

それから私は、自分の体のサインを受け取れるようになりました。
「呼吸が苦しい=ストレスがかかっている」という合図。
体が先に教えてくれるようになってからは、
「あ、今ストレスがある」「私はこういうことに弱いんだ」と気づけるようになりました。

ストレスを感じたときは、なるべく早く解消するようにしています。
それが難しいときは、「いつか終わる」「もうすぐ終わる」と心の中で唱えます。
この言葉が、私にとって小さなセルフケアになりました。

ストレスの多くは介護ではなく、仕事から来るものです。
でも、どちらのストレスであっても、体調不良につながれば、同居している母への影響は避けられません。
母の体調ももちろん大事ですが、今は何より「自分の体調が一番大事」だと感じています。
自分が元気でいることが、結果的に母を守ることにつながる──
そう思えるようになってから、少し肩の力が抜けた気がします。