苦しい3つの時期~その2
自由なお出かけ期 自由なお散歩期 またの名を「徘徊期」と言いますが 今回は、認知症によるものだけではなく 広く「お出かけ期」としています ちなみに 自由なお出かけ、または散歩を 「徘徊ではないから、徘徊って言わないで(!)」というのは 自由なお出かけ、または散歩が始まると その意味がホントにわかります お出かけして戻ってこない お出かけしてお出かけした先でトラブルを起こす お出かけしてケガしてしまった 家族としてはヒヤヒヤです。 少し前に 認知症のある方が電車事故を起こしてしまい 鉄道会社から裁判を起こされた事案がありましたね。 認知症はもちろんの事 高次脳機能障害の方もおひとりで散歩されて、出先でトラブルを起こしてしまったり 高齢者ですから、お出かけしてすっころんで救急車で運ばれていたり と お出かけ問題は奥が深いです。 だからと言って四六時中監視していることもできないし 家に閉じ込めておいたら虐待と言われてしまいます。 さらに、メンドクサイのが お出かけできる=パッと見、しっかりした高齢者 と見える事です。 明らかな迷子?であれば、誰かが気にしてくれるかもしれないけど 高齢者と言えども大人ですから 迷子?と思わずに、見過ごされてしまうことも多いと思います。 見守りを兼ねて通所介護をスタートさせたり、 訪問介護をお願いしたり、 さらには、GPSやらお洋服に連絡先を書くとか ご近所の方に周知して協力してもらうとか 考えうるあらゆる対策を家族は取ります。 それでもなかなか収まらず、 喧嘩になることもしばしば・・・・ 落ち着くまで施設に預けることも一つの選択です。 施設入居は手段です。 落ち着いたら、また在宅に戻すことだってできるのです。 大事なことは 要介護者も介護者も命と生活を守ることです。 ひとりで考えずに ケアマネジャーをはじめ、医者やケアの専門家に相談することを強くおススメします。