【第41回議事録】コロナ特別報酬についての意見交換

2020年07月18日

今日の参加者

新型コロナウィルス感染拡大予防のために、今回もオンラインで開催です。 今日はZOOMを使って行いました。 今日のテーマは 「仕事と介護の両立における将来不安(精神的・肉体的・金銭的)との付き合い方」という事だったのですが 今日は4名でテーマとは少し離れたお話です・・・

自己紹介

・遠方に要介護状態のおばあ様のいる介護者支援の仲間も参加してくださいました ・看取り期間中だけれども、介護者仲間に繋がれているので笑っていられる介護者が参加してくださいました ・3年前にお母様をお看取りして、いまは自分の経験が誰かのためになるかもしれないと考えてくださっている仲間も参加してくださいました

報告

新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第12報)」という通達、の撤回要求を厚労省老健局に提出してまいりました。 その時の報告です・・・ 参加者は ・国会議員 ・区議会議員 ・ケアマネジャー ・介護事業経営者 ・介護事業従事者 ・家族介護者 です。 この通達は通所介護、短期宿泊生活介護の事業者に対して、利用者の同意のもと、利用者の請求に上乗せ請求ができるものです。 まず手始めの議論として・・・ 厚労省からの要望書への指摘としては「この特別報酬は介護事業所への減収補填ではありません。」というものでした。 そして『通所介護は他の事業所よりも日々の特定多数の出入りが多い。それゆえ、他の事業所よりも感染症対策に要した時間が多い。その時間に対する報酬です』とのことでした。 他の参加者のご意見は控えておきますが、 家族介護者として参加してきて ・「同意」の取り方がずるい  他の人は同意していますよ  割増料金は徴収しないので、同意書だけください  説明無しに「書類」に「サイン」させる ・同意しないと介護事業者との信頼関係に影響が出る ・お世話になっている介護事業者に「同意できない」と言うのが心苦しい ・介護サービスの利用を控えるように要請が来ていて、さらに上乗せ報酬の同意というのは納得できない ・期限が決まっているのであれば、同意の検討もできるが、このままなし崩し的に「特別報酬」が「介護報酬」になりそうな気がする 等ということを伝えてきました。 厚労省老健局の担当者から 「コロナ対策をとることによって、利用者にもメリットはある」という発言にたいし、抗議したが、撤回されることは有りませんでした。 また、期限についても「コロナ対策に要した時間」に対しての特別報酬ということで、過去形の物に対しての支払いのはずが、現在進行形かつ将来的な継続がいつまで続くのか、未決定である、との回答でした。

報告に対しての意見交換

家族介護者がどんな思いで事業者に預けているのかもわかってない 会えないつらさなんか絶対わかってないと思う 想像力がない人が政策つくっているんですね 言葉に愛がない・・愛を感じなかった 法律には愛はないんだな・・と感じた 制度とかって人の気持ちは関係ないんですね *************** 同意をしないことが悪いことのようにも感じた *************** 政府に意見具申しても何も変わらないな、と思った 事業所を助けるという意味で寄付とかの方が気持ちがいい 介護保険で持っていかれるのであれば、事業所に直接寄付の方が正しく使ってもらえそうな気がする *************** 介護スタッフも何のための同意書かわかってない *************** 利用者もサインしろと言われているからサインしている 何も知らない他の利用は疑問も感じずハンコついているんでしょうね 普通に「加算はしないので同意だけください」って言われました。 スタッフもこの「同意書」がどういう意味なのか分かってないと思った これが普通に行われていると思うと、介護スタッフだけの問題ではなく、利用者も良くないと思う 介護サービスは契約をしながらサービスを提供するから書類が機械的な処理になってしまっているのでしょうね・・・ *************** 「皆さん、同意してますよ」に対して・・・ *************** 「皆さん」の定義も欲しいよね・・ 自分だけやらないのは・・という気持ちから、悶々としながらもハンコを押している 介護事業者も同意取れそうな家庭とそうじゃない家庭と選んでいる気がする 法人ももらうことに気が引ける所もあるのかもしれないですね 詐欺師の手口じゃない? この人は払ってくれる・・とか 今日もどこかでハンコ押しているんでしょうね・・ 同意するしないで差ができるのがおかしい とりやすい人、から取っていけ、となっている 法律で決まっている割には公平性に欠ける 同意した人だけが払う、という制度の根拠がわからない それは寄付だよね 中途半端な制度 でも、やめないんだろうね・・・ないがしろに恒久的な制度にすり替わる気がしてならない

話は変わって・・・

GOTOの話・・・ *************** なぜ、東京だけ外す? オリンピックだって延期したんだから、延期すりゃいいのに 夏休みを観光業を動かしたいのかな 旅行会社が対応に追われている 業界団体にお金を落とすための制度 でも、今じゃない気がするよね ちょっと遠くにはいけないな・・・ 補助しますよと言われても怖くて実家に帰れない 近所の方たちから東京に行くことを遠回しに嫌がられる 法事は不要不急?って悩んでいる友達がいる 帰ってきてもいいけど、泊まらないで!と言われる 差別が起きている、そのマンションにいられなくなって引っ越した方もいる あれだけたたかれたパチンコ屋からクラスターが出ていない 飛沫が原因なんだろうね 会話とか 通勤電車で感染っていうのも聞かないよね(みんなスマホだもんね) *************** マスク、フェイスシールドの話 *************** 国会議員のコロナ感染がないのもすごくない?! 国会は密だよね 海外ではなってるけど、日本ではないね マスクしているからかしらね マスクと言えば都知事! おしゃれマスクだよねー そして都知事選の話・・・・ あの、パネルを職員が作っていると思うと、大変だなーって思う この時期になると記者がくる「私、埼玉県民ですけどいいんですか?」 *************** さらに話は、家賃補助等の話になった! *************** 今年は仕方ないよね 新規開拓も営業も意味ないよね 我慢しかない *************** そして働き方改革の話へ・・・ *************** オンライン研修と言っても、対応出来る企業は少ない 仕事と介護の両立の問題は介護の問題ではなく労働問題です ケアマネは家族の仕事の問題まで入り込めないですよね 企業もいまあるものの周知をしていないだけ 介護の問題から介護業界が解決出来る!と世の中は思っている。 でもそれは違う!介護の問題ではない。ということをわかってほしいし 「介護」っていう理由だと、それ以上踏み込めないようで・・・でも、踏み込むとそれは介護の問題ではなく会社が嫌いだったりする 育児も同じで、育児の問題ではなく、キャリア形成の話になっているのに、介護はどうして介護の話になっているんだろうね! 企業の意識を変えていくしかない・・・企業にキャリアの問題だと解いていくしかない *************** 地味に正しい「介護者支援」を啓発活動するしかないね、という話になり、タイムオーバーでした!