【第26回議事録】専門職とのコミュニケーション~ケアマネジャーとの付き合い方

2018年01月20日

今日の参加者

今回の参加者は男女あわせて5名です。ALL40代のやる気満々のメンバーが揃いました。 ★ビジネススキルの維持向上を目的としているので1分間で簡単にまとめましょう

介護者が声をあげるということ

■今回は初っ端からテーマを逸れて介護者自らが声をあげることに対しての意義や困難に話が進んでいきました。 **************** 最初のころは、何が起きているのかわからなくって、家と会社の往復だけだった 経験した人じゃないとわからないことがある 私も発信をしていきたい(すでに、ブログを長年やっています) *************** ■会社が用意した相談窓口では解決に至らず、というか気分的にもやもやしたものだけが残り 結局、介護者支援団体に来る方がいる *************** 相談会にいって、相談にならないと「誰が助けてくれるの」という気分になり、 介護者支援団体を探すまでその方はさらなるストレスを引きずることになった 相談員は困らない、困るのは、つらいのは当事者 当事者にはつらい仕打ちでは 地域包括に行ったら?とアドバイスすると 「こういう話を地域包括に言ってもいいの?だったら4年前からあの人に相談しておけば良かった」と言われた この方の知らなかった4年間はどうなのでしょう。ひとりで苦しかった4年を想うと悔しい 結局、相談員もわからないのでは?介護を知らなひとには、この辛さはわからない *************** ■小室哲哉さんの記者会見の話しに・・・ *************** 不倫ウンヌンは別として「介護の大変さをアピールしている?」そんなことはない。こんなこと言われるのは聞いてる自分が気分が悪い 憔悴しきって言わざるを得ないからいって、それを批判するのはどうなのか 誰かに頼りたいという気持はわからないでもない 介護者の会に行くと「あなたのやっている介護はまだまだ大変じゃない」という当事者同志の会話もおかしい 否定するのはおかしい ましてや介護したことない人間がアドバイスするのは頭にくる *************** ■専門員も「わからない」 *************** 仕事としての介護はわかっても家族としての介護はわからない だから感情的になっても不毛なだけ 相手は痛くもかゆくもない でも、専門職だから知識はある であれば、上手にコミュニケーションするべきでは 「わかってくれるだろう」で相談員のところに相談にいくから無駄に傷つく *************** ■発信する側の注意 *************** 発信する側も気を付けないといけない 正しく伝えていかないといけない 介護休業は介護に専念するための期間といっていたし、ケアマネのチェンジだって居宅介護支援事業所だけ 介護休業についても、長くとればいいというもことでもない 介護休業の末に離職した場合、失業保険がもらえなかった方がいる 介護休業は基本的に「復帰する」ことが前提ではあるあが、やむを得ず退職することも考えられる。この場合、介護休業中に退職するのであれば、その休業期間が問題になる。介護休業4年間のうち、12か月の勤務(1か月のうち11日以上の勤務)があることが受給条件になる。よって、介護休業が長い企業の場合は注意が必要 会社も表向きは「支援します」と言っているけど、実際の現場では理解してもらえなかった、ということもある。 ***************** ■どうすれば、介護者に寄り添いをしてもらえるのだろう ***************** 草の根レベルで発信できる介護者が声をあげていくしかないのでは? 育児だって苦労したお母さんがいるから今がある、ゆえに介護だって誰かが言わないとどうにも変わらない 介護の始りに直面した上司に地域包括を紹介したら、上司との距離も縮まったし、助かったと言われたのは嬉しかった 当事者の声のあげ方はそれぞれでいい いっていかなきゃわかってもらえない、でも強要もできない、自分は2-3年かかった 介護経験者は誰かの為に何かしたいな、という気持はみんな持っているのでは あとはタイミングと気力とキッカケ どんな発信でもいいと思う。案外細かいけどめからウロコの情報は介護者が持っている 発信すると情報がはいってくるからお互いに情報交換できるしいいと思う ***************** ■介護者ネットワーク? ***************** ネットワークを作ると、解決のスピードとクオリティが高まる 例えばとなりの家の方でも声かけてあげることで助かる人がいる、これもネットワーク 介護者支援団体は制度で縛りがないから、ある意味越権行為でも自由に動ける 職種として公的にしちゃうと縛りも出てくる 私は6年、会社に言えなかった、言わないことでバランスを保てていたところもある、だから強要はやっぱりできない

社会は動いてきている

地域包括への不満も、ケアマネへの不満も、それが耳に届いている、という事実だけを見れば社会が変わってきているのかもしれないね、という話になった。 ***************** うっぷんがたまるというのは世の中が動き始めているという証拠 情報が間違っていたり、足りなかったりするからストレスを感じるので 動き出しているということがまずは良いとも言える でも、間違った方向には動いて欲しくないね 知らなかったではすまない 初動の支援だけできれば、そうは言っても、40代、50代であればそれなりの能力がある 最初のとっかかりができれば自分でもできる 自分で情報を集めることができる 働いている私たちも、権利を主張するのであれば義務を果たすべき

雑感

今回はテーマとは違う方向で話が盛り上がりましたが、 当事者ができることから始めることで、それはいずれ日本をかえるのでは?という希望を感じた時間でした。 参加者の皆さま、お疲れ様でした。