【第29回議事録】入所か在宅か同居か別居か~介護スタイルを考える

2018年07月21日

今日の参加者

今回の参加者は男女あわせて7名です。初めての参加者もいるなか、自己紹介からスタートです。 ★ビジネススキルの維持向上を目的としているので1分間で簡単にまとめましょう

入所を選んだキッカケ

もともとは母地元の人間なので、近所の半分は親戚同様の対応をしてくれる、けど、新興住宅地として若い家族も増えてきている。彼らにとっては、認知症のある母はキタナイおばあちゃんでしかない。 「お母さん、もう少しどうにかならないの?」と言われたこともある。 ある時、見ず知らずの人のところに行ってしまって、警察通報された。謝りにいって名刺を出したら「辞められないんですか?」と言われた。 迷惑行為を受け入れられない人もいる、これは仕方のないこと。 会社を辞められないし、母にずっとつているわけにもいかない。 周りの人の目や評価と入所施設が近所にできたことが、入所のキッカケ。 ********** いろいろな境遇の方がいる 働きたくても働けない方には、働いている人に対しての視線は冷たい 働いていることが、世間にとっていいことだとは言い切れないのかもしれない。 ********** 若年性認知症の母の介護を父がしていた。その父が倒れた。 私はひとりぐらしをしていたので、母をひとりにしておくわけにはいかず、やむなく入所。 特養は500人待ちだったのですが、状況が状況だったので、1番に繰り上がった。そうは言っても4カ月待ったけど。 特養の待ちも、複数の施設に申し込んでいる方が多いから、本当に500人待っているかどうかは定かじゃないし、申込み順じゃない、という仕組みを知ってないと、あきらめちゃうかも。 施設の入所メンバーの状況にも左右される。手のかかり方のバランスを考えているので、全体のバランスのなかでタイミングが合えば、優先順位とか関係なく入所できることもある。ご縁ですよね。

まだ、在宅介護だけど、いつかは・・・・

もう少し、一緒にいたいけど、例えば大腿骨骨折などで車いすになったら、自宅は無理だと思っています。 穏やかな顔で天井を見ている。終末期ってこういうこと? 私のことだけではなく、おかれている状況等も本人がわからないのであれば、施設もいいかな・・・ おじいちゃんの時は在宅だったけど、最後は病院 おばあちゃんは山形でひとりぐらし 10年ぐらいおじいちゃんを介護していて、いまはおばあちゃんが要介護状態になりつつある おばあちゃん宅はお寺で、お寺って借りものなので、汚してしまったりはできない。 田舎だからいろいろな人が平気でではいりするし、周りの目もあるし、将来的には入所なのかな・・

話は逸れて「介護状態を受け入れる?受け入れない?」

父が母の状態を受け入れず、だから介護サービスも一切使ってなかった。その疲労で父が倒れたと思うと後悔がある。 父に強要すればよかったのだろうか。 *********************** 知らなくて使えないのと、知ってて使えないのは違う 倒れたのは結果論だし、それは誰も責められないのでは 後悔する気持ちはわからなくはないけど、誰も間違っていないと思う *********************** 事実を受け入れる必要はあるのでしょうか? 私の母親は認知症なので、進行が速い時は、その進行に心が追い付いていかず、やっと、現実を理解できるようになったら、母の症状はその先に行く。そのスピードに心が追い付いていかない。 母の認知症を受け入れる必要を感じなくなったので、受け入れるのをやめた。それでもいいのでは? 叔母は人見知りが激しいから、そとのサービスに結び付かない。認知症の母がいるので、2人でなんとかやっているようだ。 同居しているので、本人たちはいいのかもしれないけど、一緒にいるとイライラしちゃう。

働きたいのに働けない・・・

休職をする人が多くなってきた。それは介護だけではなく、病気や妊活、国家資格を取るのでやすみます、まで。 前だったら辞めていた人だと思う 休むってことにハードルが下がってきた気がする なんかあったら休めばいいじゃん、という雰囲気が広まるといい 会社都合で会社がなくなった時期と母が認知症を発症した時期がかさなった 2人で在宅している。イライラして暴言を吐くことも。 ご近所に虐待と思われているきがする。 デイサービスのこともあるし、近所のこともあるし、仕事したいけど、それどころじゃない とある介護殺人の事件が自分にかさなって、何が違うのか考えた時に、私は仕事をしていた。 やはり仕事をしていることは多き気がする。 辞めない方法をえらんできた。 昇格試験と父の入院が重なったけど、昇格試験をうけた。ここで受けないで、1年間「あなたのせいで」と言い続けるきがしたので、昇格できないことを父のせいにしたくなかった。 働いくことって、お金を稼ぐだけではなく、やりがいや夢、接点という意味の方が大きい でも、命を削ってまでする必要はないとも思う。 酷い会社はある。以前に勤めていた会社は休めないし、休んでいた先輩の文句を上司が言ってたのも聞いたことがある。 ブラック企業を燃え尽きてやめたので次を探すまで1年かかった。 いのちをかけても正規の仕事をするつもりはない。 いまは、残業は多いけど、休みは取れるし、有給も取りたいといえば普通に取れる 腰掛のつもりで仕事していたら、両親が倒れて「生活のために働く」を始めた 会社があったからバランスが保てたこともある 皆さんの話を聞いていて「自分の人生を生きる」って大事だなって思います。 母親は専業主婦で世界が狭すぎる気がするし、外に出て欲しいと思う。 ************** 時代時代での生き方があるから、専業主婦を無理やり外に出す必要はないかもしれない 外に出たいという欲求が出た時に、外への出方を教えてあげるのはどうだろう 働くことだけが外にでる方法でもないし ************** 正社員のいいところは異動があること 自分では気づかない自分の適性をしれたし、いろんな出会いもある 働くところがあるってありがたい 他の会社で働いたことがないのでいまさら出れない 働いているうしろめたさが優しくなれるときがある 自由な時間を使わせてもらっているから優しくなれる

雑感

最後は、本介護者っぽく「働くと介護」の話でまとまりました。 本ミーティングは なにのために働くのか、働くことって何なのか、そういうことを考えるきっかけにもなっている気がします。 貴重なご意見、ありがとうございます。 参加者の皆さま、お疲れ様でした。